シロアリの兆候はどこに出る?業界30年以上の経験から伝える見落としがちな異変
2026.10.19 更新
要約:窓際に羽が落ちていたり、床がふわふわしたりすると、シロアリの被害ではないかと気になりますね。シロアリの兆候は、基礎の土の筋、室内の羽アリ、木部の傷みなどに現れます。ただし、腐朽や経年劣化でも似た異変が起こるため、見た目だけでは判断できません。本記事では、場所別の確認ポイントと似た異変との見分け方、調査までにできることを紹介します。まずは無理に触らず、写真と発見場所を記録しましょう。
シロアリの兆候とは?住まいで見落としがちな異変
いつもと違う床の感触や見慣れない土の筋に気づいても、調査を頼むべきか迷いますね。シロアリは木材の内部や床下など、人の目が届きにくい場所で活動します。虫そのものが見えなくても、通り道や食害による変化が手がかりになります。ただし、一つの異変だけで被害の有無や範囲を決めつけないことが大切です。
基礎や木材に土の筋のような蟻道ができている
基礎の表面に、地面から上へ伸びる細い土の筋があれば、蟻道の可能性があります。蟻道とは、シロアリが土などでつくるトンネル状の通り道です。主にヤマトシロアリやイエシロアリが、乾燥や外敵を避けて移動するために使います。
配管の周囲や木材との接合部にもできるため、見える範囲で位置を確認してください。古い蟻道が残っている場合もあり、現在の活動状況は調査が必要です。
室内に羽アリが現れる・窓際に抜け落ちた羽がある
窓際や照明の周辺に羽アリが集まる、同じような羽がまとまって落ちているといった変化も確認したい兆候です。シロアリの羽アリは、新しい巣をつくるために飛び立ち、着地後に羽を落とします。
屋外から入った可能性もありますが、室内の隙間から次々と出てくる場合は、建物内や近くに巣があることも考えられます。
床がふわふわする・柱や敷居を軽くたたくと空洞音がする
歩いたときに床が沈む、敷居を軽くたたくと周囲と違う音がする場合は、木材の内部が傷んでいる可能性があります。ただし、音は材の厚みや構造でも変わるため、空洞音だけでシロアリとは判断できません。強くたたいたり、何度も踏んだりせず、異変のある位置を記録しましょう。
木材の表面に傷みが少なくても内部が食べられている
見た目がきれいでも、表面を薄く残して内部の食害が進む場合があります。既存の割れ目から土が見える、表面が部分的にへこむといった変化が手がかりです。確認のために木材を削る必要はありません。表面だけでは被害範囲を把握できないため、周辺も含めて調べることが大切です。
兆候はどこに出る?場所別に確認したいポイント
家全体を調べようとすると、どこから見ればよいか迷うものです。まずは普段使う玄関や水回り、建物の外周など、安全に目で確認できる場所から見ていきましょう。家具を無理に動かしたり、床下へ入ったりする必要はありません。気になる変化があれば、部屋や位置が分かる写真を残しておくと調査に役立ちます。
玄関では框や敷居の隙間と周囲の土汚れを確認する
玄関の上がり口にある框や敷居では、継ぎ目や端の部分を確認します。土間に近い木部は、床下側から状態を確認しにくい構造もあります。
掃除をしても同じ隙間に土が現れる、木部の端が崩れている場合は、その位置を記録してください。靴についた泥との違いを見るためにも、土が床に散らばっているのか、隙間に詰まっているのかを確認すると役立ちます。
浴室・洗面所・キッチンでは水漏れや湿った木部を確認する
水回りでは、配管からの水漏れや木部の湿りと一緒に、土の付着や傷みを見ます。洗面台の下、キッチンの収納内、浴室の出入り口などが確認場所です。
水染みやカビだけでシロアリとは判断できませんが、湿った状態が続くと腐朽の原因にもなります。漏水が見つかった場合は、防除とは別に補修の相談も必要です。
和室では畳の沈みや畳を上げた際の床板の傷みを確認する
畳の一部だけが沈む場合は、畳自体の傷みなのか、下の床板に異変があるのかを確認します。畳替えなどで畳を上げる機会には、裏面の食害や床板の土の筋も見ておきましょう。重い畳を一人で持ち上げたり、傷んだ床板の上に乗ったりすることは避けてください。
建物の外周では基礎・ウッドデッキ・切り株を確認する
屋外では、基礎の蟻道に加え、ウッドデッキの脚元や庭の切り株を確認します。地面に接する木材は見落としやすい場所です。屋外の木にシロアリがいても、建物への被害が確定するわけではありません。建物までの距離や、基礎周辺の状態も合わせて調べます。
床下や壁の内部など見えない場所は専門調査で確認する
目視できない範囲は、点検口の位置や建物の構造に応じて専門業者が調べます。床下調査でも、壁の内部まで直接見えるとは限りません。確認できた場所と確認できなかった場所を分けて説明してもらうと、追加調査の必要性を判断しやすくなります。
似た異変との見分け方|シロアリと決めつける前に
羽のある虫や木くずを見つけると、すぐに駆除が必要なのか心配になりますね。ただ、クロアリや別の木材害虫、湿気による腐朽でも似た変化が起こります。虫の形と発生場所、木部の状態を合わせて確認することが、原因に合った対処につながります。見分けに迷う場合は、無理に種類を決めずに記録を残しましょう。
羽アリは触角・胴体のくびれ・羽の長さでクロアリと見分ける
見分ける手がかりは、触角、胴体、羽の三つです。シロアリの羽アリは、触角が数珠状で、胴体のくびれが目立たず、前後の羽がほぼ同じ長さです。一方、クロアリの羽アリは触角が肘のように曲がり、胴体に明確なくびれがあり、前の羽が後ろより長くなっています。
小さな虫を肉眼だけで判別するのは難しいため、拡大できる写真や虫の現物があると確認に役立ちます。
ヤマトシロアリとイエシロアリは羽アリが出る時期や時間帯が異なる
地域や天候で前後しますが、ヤマトシロアリの羽アリは主に4月から5月ごろの日中に見られます。イエシロアリは主に6月から7月ごろの夕方から夜に飛び、照明に集まることがあります。
ただし、発生時期だけで種類を断定することはできません。発見した日付や時間に加え、虫の形、どこから出てきたかも判断材料になります。
床の沈みや建具の不具合は腐朽・経年劣化でも起こる
床が沈む原因には、シロアリの食害のほか、木材の腐朽や床材の劣化、下地の不具合があります。扉の開閉がしにくい場合も、湿度による木材の伸縮や金具の緩みなどが考えられます。
不具合がいつから起きたのか、雨の日に変化するのかを伝えると、原因を調べる手がかりになります。シロアリと腐朽が同時に生じる場合もあるため、片方だけに絞らず確認します。
木くずや粒状のふんは形や発生場所によって原因が異なる
細かな木の粉と小さな穴がある場合は、ヒラタキクイムシなどの木材害虫が原因のことがあります。また、乾いた粒状のふんが繰り返し落ちる場合は、アメリカカンザイシロアリなども確認対象です。
木くずがあるだけで種類は決められません。掃除前に形や量、落ちていた場所を撮影し、可能であれば少量を袋や容器に保管してください。
異変を見つけたらどうする?調査までにできることと注意点
早く何とかしたくても、手を加える前に記録を残すことが大切です。土の筋や虫の発生場所は、活動範囲を調べる手がかりになります。調査までは現場の状態をできるだけ保ち、人が踏み抜いたり転倒したりしないよう、安全の確保を優先しましょう。自分で被害の全体像を確かめる必要はありません。
発見した日時・場所・虫や被害の様子を写真に残す
写真は、異変のある部分を近くから撮ったものと、部屋や周辺の位置関係が分かるものを残します。羽アリが出た時刻、数のおおよその目安、繰り返し発生しているかも記録すると役立ちます。
虫を確保できる場合は、つぶさずにふた付きの容器などへ入れて保管してください。触れることに抵抗がある場合は、写真だけでも構いません。記録のために危険な場所へ近づかないようにしましょう。
蟻道を壊したり市販の殺虫剤をむやみにまいたりしない
調査前に蟻道を壊すと、通り道や活動状況を確認しにくくなることがあります。また、見えている虫へ殺虫剤を使っても、木材内部や巣にいる個体まで駆除できるとは限りません。
室内を飛ぶ羽アリは、記録と必要な採取を済ませてから掃除機などで回収する方法もあります。すでに薬剤を使った場合は、商品名、使用した場所、日時を調査担当者に伝えてください。
床下への無理な進入や傷んだ床への立ち入りを避ける
狭い床下には、配線や配管、突き出した釘などがあり、慣れない状態で入るとけがにつながります。点検口からのぞく場合も、身を乗り出すなど無理な姿勢は避けましょう。
床の沈みが大きい場所や木部が崩れている場所は、家族や従業員にも伝え、立ち入らないようにします。確認のために重い家具を移動させると、床へ負担がかかる点にも注意が必要です。
室内の羽アリや木部の傷みは放置せず早めに調査を相談する
隙間から羽アリが繰り返し出る、蟻道と木部の傷みが同じ場所にある場合は、早めに調査を相談してください。羽アリが出なくなっても、内部の活動が終わったとは限りません。
一方、兆候があるからといって、その場で契約を急ぐ必要もありません。調査写真や被害範囲、必要な工事の説明を確認し、納得したうえで対処を決めましょう。
兆候が見当たらない場合も確認したい予防と点検
異変が見つからなければひとまず落ち着けますが、見える場所に兆候がないことと、被害がないことは同じではありません。日常の管理では、湿気の原因を減らし、基礎や床下を確認しやすくすることが基本です。建物の状態や過去の施工履歴に合わせて点検を考えると、目に見えない部分も確認する機会をつくれます。
水漏れや雨漏りを補修し床下に湿気がたまる原因を減らす
配管の水漏れ、屋根や外壁からの雨漏りは、木材が湿った状態になる原因です。水染みが広がる、収納内が繰り返し湿るといった変化があれば、水の入り口を調べて補修します。
換気だけでは、漏水そのものは解消しません。また、乾燥した木材に生息する種類もいるため、湿気対策だけで全てのシロアリを防げるわけではありません。水分管理と点検を組み合わせて考えましょう。
建物の周囲に廃材や段ボールを置き続けない
庭や建物の脇に置いた木材、段ボールなどは、シロアリの餌や潜む場所になる場合があります。とくに地面へ直接置き、雨で湿ったままになっている物は整理したい対象です。
不要な物を撤去すると、基礎にできた蟻道も確認しやすくなります。薪など保管が必要な物は、建物や地面との接触を避け、状態を確認できる置き方にしてください。
床下換気口を荷物でふさがず点検できる状態を保つ
換気口の前に収納箱や植木鉢が並んでいる場合は、空気の通り道と点検のための空間を確保します。基礎の周囲が見えると、土の筋や水たまりなどの変化に気づきやすくなります。
ただし、床下の換気方式は住宅ごとに異なります。換気口がない構造を不具合と考えたり、自己判断で基礎に穴を開けたりせず、必要な対策を確認してください。
過去の防除施工日と保証期間を確認して点検時期を考える
施工記録や保証書があれば、前回の施工日、使用した薬剤、点検条件を確認しましょう。薬剤による防除では5年を点検や再施工の目安とする例がありますが、工法や契約内容によって異なります。
保証期間中でも、異変があれば期限を待たずに相談してください。中古住宅などで履歴が分からない場合は、現状を調べたうえで、今後の点検時期を決める方法があります。
株式会社JOY環境がシロアリの兆候を調査|業界30年以上の経験をもとに対応
調査を頼む際は、虫がいるかだけでなく、何を確認して、どのような工事が必要なのかも知りたいところです。私たち株式会社JOY環境は、業界30年以上の経験をもとに、住まいの状態に応じたシロアリ対策をご提案しています。気になる異変と調査で確認した事実を整理し、施工の必要性や作業内容を丁寧に説明します。
対応地域では現地調査・見積りが無料
費用が分からず相談をためらっている場合も、まずは対応地域と調査内容をご確認ください。対応地域では、現地調査と見積りを無料で行っています。
発見場所の写真や羽アリが出た日時、過去の防除履歴があれば、状況を伺う際の参考になります。資料がそろっていなくても、分かる範囲でお伝えいただければ大丈夫です。見えている傷みだけで判断せず、現地の状態を確認してから必要な対応をご案内します。
建物の状態と予算を確認し完全自社施工で対応
ご提案では、被害が確認された場所や建物の構造、ご予算を踏まえて施工内容を検討します。駆除と予防では目的が異なるため、何のために、どの範囲へ施工するのかを分かりやすく説明することを大切にしています。
施工は外部へ一括して委託せず、完全自社施工で対応します。中間マージンを抑え、作業内容に沿った見積りをご提示します。価格だけでなく、対象範囲や作業方法も確認しながら検討していただけます。
施工中・施工後の写真で作業内容を説明し保証書を発行
床下など、ご自身では作業を確認しにくい場所については、施工中と施工後の写真を使って説明します。言葉だけでは分かりにくい施工箇所も、写真を通じて確認していただけます。
施工後は保証書を発行します。保証は全ての修繕や被害を無条件に対象とするものではないため、対象、期間、適用条件をご確認ください。気になる点は施工前にお確かめいただき、内容を理解したうえで判断できるようにお伝えします。電話営業や訪問販売は行わず、地域のお客様からのご紹介を中心に対応しています。
シロアリの兆候に関するよくある質問
虫の数や季節、建物の種類によっても、判断に迷う点は変わります。ここでは、シロアリの兆候を見つけたときに確認しておきたい疑問をまとめました。いずれも一つの条件だけで駆除の要否を決めず、発生状況や建物の状態と合わせて考えることが基本です。
羽アリが一匹だけ見つかった場合も駆除が必要ですか?
一匹だけで駆除が必要とは判断できません。屋外から入った可能性があり、クロアリの羽アリの場合もあります。まずは写真や現物で種類を確認し、発見場所を記録してください。
ただし、一匹でも室内の木部や床の隙間から出てきた場合は、調査を考える手がかりになります。数だけではなく、発生源が屋内なのか、窓から入り込んだのかが重要です。後日また現れた場合は、その経過も伝えましょう。
冬に羽アリを見かけなくてもシロアリは活動していますか?
種類や生息場所の温度によっては、冬も活動します。寒さで活動が鈍くなることはありますが、羽アリを見かけない時期でも、木材内部の個体がいなくなったとは限りません。
暖房などの影響を受ける建物では、外気温だけで活動状況を判断できません。冬に蟻道や床の傷みを見つけた場合も、春まで待たずに状態を確認してください。羽アリの発生時期と、木材を食べる時期は同じではありません。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造の建物にも被害は出ますか?
はい、柱や骨組みが鉄やコンクリートでも、内装の木材や床の下地などが被害を受けることがあります。シロアリは、配管周辺の隙間やひび割れなどを通って侵入する場合があります。
鉄やコンクリートを餌にするわけではありませんが、構造の種類だけで被害を否定することはできません。木製の建具や床、収納周辺に兆候がある場合は、木造住宅と同じように記録を残しましょう。
賃貸住宅や借りている店舗で兆候を見つけたら誰に相談しますか?
まずは管理会社や貸主へ連絡し、発見場所の写真と日時、現在の状況を伝えてください。自己判断で床や壁を開けたり、駆除工事を契約したりする前に、調査や費用負担の取り扱いを確認します。
契約内容や被害の原因によって対応が異なるため、借主が必ず負担する、貸主が全て負担すると一律には決められません。店舗で床の沈みがある場合は、来店者や従業員が近づかないようにするなど、安全確保も並行して行いましょう。
まとめ|シロアリの兆候は記録を残して早めに確認しましょう
シロアリの兆候には、基礎にできる土の筋、室内の羽アリや落ちた羽、床の沈み、木材内部の傷みなどがあります。玄関や水回り、和室、建物の外周を、安全に見える範囲で確認することが第一歩です。ただし、表面に変化がなくても内部で食害が進む場合があり、見た目だけで被害の有無を判断することはできません。
また、羽アリはクロアリの場合もあり、床の不具合は腐朽や経年劣化でも起こります。気になる異変があれば、発見した日時と場所、虫や木部の状態を写真に残しましょう。蟻道を壊したり、薬剤をむやみにまいたりせず、調査で確認できる状態を保つことが大切です。床が大きく沈む場所では、原因の確認よりも立ち入りを避けることを優先してください。
調査後は、虫の種類、現在の活動の有無、確認された被害範囲をもとに対処を決めます。駆除が必要なのか、水漏れの補修や木部の修繕も必要なのかを分けて確認すると、工事内容を理解しやすくなります。見積りでは、金額に加えて施工範囲や保証条件も確かめましょう。
兆候がない場合も、建物の周囲を片づけ、水漏れや雨漏りを補修し、点検しやすい状態を保つことが予防に役立ちます。過去の施工日や保証書を確認し、住まいの状態に合わせて点検の機会を設けてください。
私たち株式会社JOY環境は、業界30年以上の経験をもとに現地の状態を確認し、完全自社施工で対応しています。対応地域での無料調査と見積り、施工写真による説明を通じて、確認できた事実と必要な対策を丁寧にお伝えします。

