ハネアリの駆除、殺虫剤は逆効果?業界歴30年のプロが明かす正しい対処法

2026.05.11 更新

要約:お住まいにハネアリが大量に発生したら、どうしますか?もしかしてシロアリではと、不安な気持ちになりますよね。慌てて殺虫剤を使いたくなるかもしれませんが、実はそれが逆効果になることもあります。見えない場所にいる本体を刺激し、被害を広げてしまう可能性があるためです。この記事では、ハネアリの見分け方から、自分でできる応急処置、そして根本的な解決に向けた正しい対処法を、順を追ってやさしくお伝えします。

 

 

もしかしてシロアリ?ハネアリを見つけたときの見分け方

お家の中でハネアリを見つけると、驚いてしまいますよね。でも、すべてのハネアリが建物を食べるシロアリというわけではありません。まずは落ち着いて、その虫がシロアリなのか、それとも普通のクロアリのハネアリなのかを見分けることから始めましょう。いくつかのポイントを知っておくと、冷静に判断するのに役立ちます。

 

シロアリのハネアリとクロアリのハネアリの違い

この二つを見分けるには、体の形に注目するのが一番わかりやすい方法です。シロアリのハネアリは、胴体がずんどうでくびれがありません。一方で、クロアリは腰の部分がきゅっと細くくびれています。また、触角の形も異なります。シロアリはまっすぐで数珠のような形をしていますが、クロアリはL字に折れ曲がっています。さらに、羽の大きさも大切なポイントです。シロアリは4枚の羽がほぼ同じ大きさなのに対して、クロアリは前の羽が後ろの羽よりも大きいという特徴があります。もし落ちている羽を見つけたら、大きさを比べてみてくださいね。

 

発生時期と場所から見分けるポイント

虫の姿かたちだけでなく、いつ、どこで発生したかという情報も、見分けるためのヒントになります。日本でよく見られるヤマトシロアリのハネアリは、主に4月から5月頃の暖かい日の昼間に飛び立ちます。一方で、被害がより大きくなりやすいイエシロアリは、6月から7月頃の蒸し暑い日の夕方から夜にかけて活動することが多いです。発生場所としては、お風呂場や洗面所、トイレといった水回りや、湿気の多い玄関のたたき、床下収納の周辺などが挙げられます。このような場所でハネアリを見かけたら、シロアリの可能性を少し考えてみたほうがよいかもしれません。

 

なぜ春から夏にかけてハネアリは発生するのか

そもそも、なぜ特定の時期にハネアリが大量に発生するのでしょうか。これは、シロアリの巣が成熟し、新しい住処を探すために一部がハネアリとなって一斉に飛び立つ、群飛と呼ばれる習性のためです。巣の中の個体数が増えすぎると、新しい女王や王となるハネアリたちが、新たなコロニーを作るために旅立つのです。この群飛は、気温や湿度などの条件が整った時に行われます。特に、雨が降った後の蒸し暑い日などは、シロアリが活動しやすい環境となるため、ハネアリの発生がよく見られます。

 

 

慌てて殺虫剤を使うのは待って!ハネアリ駆除でやってはいけないこと

目の前に大量のハネアリが現れたら、すぐにでも殺虫スプレーをかけたくなりますよね。その気持ちはとてもよくわかります。ですが、その行動が、後々もっと大きな被害につながってしまう可能性があるのです。ここでは、ハネアリを見つけたときに避けるべき行動とその理由について、具体的にお話しします。

 

市販の殺虫スプレーが逆効果になる理由

市販の殺虫スプレーには、虫が嫌がる忌避成分が含まれているものがほとんどです。そのため、見えているハネアリにスプレーをかけると、その場にいる虫は駆除できるかもしれません。しかし、問題は壁の中や床下に潜んでいる本体のシロアリたちです。彼らは危険を察知すると、スプレーがかかった場所を避けて、別の安全な場所へと移動を始めます。つまり、薬剤の届かない建物の奥深くへと逃げ込み、被害範囲をさらに広げてしまう恐れがあるのです。良かれと思ってしたことが、かえって問題を複雑にしてしまうのは避けたいですよね。

 

掃除機で吸うのも一時しのぎでしかありません

殺虫剤がだめなら、掃除機で吸い取ってしまおうと考える方もいるかもしれません。確かに、掃除機で吸うことは、目の前のハネアリを物理的に取り除く方法としては有効です。殺虫成分をまき散らす心配もありません。ただし、これもあくまでその場しのぎの対策です。なぜなら、飛び出してきたハネアリは、巣全体のほんの一部に過ぎないからです。巣本体はまだ建物のどこかに残っており、シロアリは木材を食べ続けています。掃除機をかけただけでは、根本的な解決にはならないということを覚えておいてください。

 

被害のサインを見逃さないためのチェック項目

ハネアリの発生は、シロアリ被害のサインの中でも特にわかりやすいものですが、他にも注意すべき兆候があります。たとえば、建物の基礎や束石の周りに、泥でできたトンネルのような道、蟻道(ぎどう)がないか確認してみましょう。これはシロアリが光や乾燥を避けて移動するための道です。また、柱や壁を叩いてみて、空洞音がしないかもチェックポイントです。中身が食べられてスカスカになっている可能性があります。他にも、床がぶかぶかときしむ、ドアや窓の立て付けが悪くなる、といった現象もシロアリ被害のサインかもしれません。

 

 

ハネアリ発生時に自分でできる応急処置

殺虫剤を使わずに、被害を広げないためにはどうすればいいのでしょうか。専門家が到着するまでの間に、ご自身でできる応急処置がいくつかあります。パニックにならず、落ち着いて対処することで、その後の調査や駆除がスムーズに進みます。ここでは、すぐに取り組める具体的な方法をご紹介します。

 

ビニール袋やテープを使った捕獲方法

ハネアリが出てきている隙間や穴が特定できる場合は、その箇所に大きめのビニール袋をテープで貼り付けて、袋の中にハネアリを誘導する方法があります。こうすることで、部屋の中にハネアリが散らばるのを防げます。また、床や壁に出てきたハネアリは、粘着テープやカーペットクリーナー(コロコロ)を使って、そっと貼り付けて捕獲するのも一つの手です。物理的に取り除くことで、ひとまず目の前の不快感を減らすことができます。

 

侵入経路を一時的に塞ぐ

ハネアリが出てくる穴や亀裂を見つけたら、養生テープやマスキングテープで一時的に塞いでおきましょう。これにより、次から次へとハネアリが出てくるのを防ぐことができます。ただし、粘着力の強すぎるガムテープなどを使うと、壁紙や木材を傷つけてしまう可能性があるので注意が必要です。あくまでも、これは専門家が来るまでの一時的な措置です。完全に塞いでしまうと、シロアリが別の出口を探してしまい、被害場所の特定が難しくなることもあるため、ふさぐのは発生が確認された箇所だけにしましょう。

 

被害状況の記録と写真撮影のすすめ

専門業者に相談する際に、被害の状況を正確に伝えることはとても大切です。そのため、ハネアリが発生した際には、ぜひ写真や動画を撮っておくことをおすすめします。どんな虫が、どれくらいの数、どこから出てきたのかがわかるように撮影しておくと、後の調査で非常に役立ちます。ハネアリの死骸や落ちている羽も、数匹でいいのでビニール袋などに入れて保管しておくと、シロアリの種類を特定する手がかりになります。いつ、どこで発生したのかをメモに残しておくことも忘れないようにしましょう。

 

 

根本的な解決には専門家による調査と駆除が必要です

応急処置はあくまで一時的な対応です。ハネアリの発生は、家がシロアリの被害にあっているという危険信号です。見えないところで被害が静かに進行している可能性を考えると、やはり専門家による正確な調査と適切な処置が欠かせません。なぜ専門家への相談が必要なのか、その理由をもう少し詳しく見ていきましょう。

 

見えているハネアリは全体のほんの一部

春から夏にかけて見かける大量のハネアリは、実は巣の中にいるシロアリ全体のほんの数パーセントに過ぎません。一つの成熟したシロアリの巣には、数万から数百万匹ものシロアリが生息しているといわれています。その中で、新しい巣を作るために飛び立つのがハネアリです。つまり、目に見えているハネアリを駆除しただけでは、地中や木材の中にいる大多数の働きアリには何の影響も与えられません。根本的な解決のためには、この巣全体を駆除する必要があります。

 

シロアリ被害を放置する建物のリスク

シロアリは、家の土台や柱など、建物の構造を支える重要な木材を食べてしまいます。被害に気づかずに放置してしまうと、木材の内部がスカスカになり、建物の強度が著しく低下してしまいます。特に、地震が発生した際には、被害を受けた部分から倒壊する危険性も高まります。また、建物の資産価値が大きく下がってしまうことにもつながります。大切な住まいを長く守るためにも、シロアリの被害は早期発見、早期対策が何よりも重要です。

 

プロによる駆除作業の基本的な流れ

専門業者に依頼すると、まずは建物の状況を詳しく調べる現地調査から始まります。床下に潜ったり、被害の疑いがある場所を丁寧に確認したりして、シロアリの種類や被害の範囲を特定します。その調査結果をもとに、最適な駆除方法と見積もりが提示されます。駆除作業では、専用の薬剤を床下の土壌や木材に直接処理していきます。具体的には、ドリルで小さな穴を開けて薬剤を注入する穿孔処理や、木材の表面に薬剤を吹き付ける吹付処理などがあります。作業後は、保証書が発行され、定期的な点検などのアフターフォローが行われるのが一般的です。

 

 

信頼できるハネアリ駆除業者の選び方

いざ専門家に頼もうと思っても、たくさんの業者の中からどこを選べばいいのか迷ってしまいますよね。大切な住まいを任せるのですから、信頼できる業者を慎重に選びたいものです。ここでは、業者選びで失敗しないために、確認しておきたい3つのポイントをご紹介します。

 

見積もりの内容が明確であること

まず大切なのは、見積もりの内容が具体的でわかりやすいかどうかです。どのような作業を、どの範囲で行うのか、使用する薬剤の名前や量、それぞれの単価などがきちんと記載されているかを確認しましょう。もし、見積書に一式といった曖昧な表現が多い場合は、詳細な内訳を説明してもらうことが大切です。複数の業者から見積もりを取って、内容や金額を比較検討することも、適正な価格で質の高いサービスを受けるために有効な方法です。

 

しろあり防除施工士の資格者がいるか

しろあり防除施工士という資格があるのをご存知でしょうか。これは、公益社団法人日本しろあり対策協会が認定する専門資格で、シロアリ防除に関する高い知識と技術を持っていることの証明になります。この資格を持ったスタッフが在籍しているかどうかは、信頼できる業者を見分けるための一つの目安になります。資格者が責任を持って調査や施工管理を行ってくれる業者であれば、より安心して任せることができます。

 

保証やアフターフォローが充実しているか

シロアリ駆除は、一度作業をすれば終わりというわけではありません。万が一、再発してしまった場合のことを考えて、保証やアフターフォローの内容もしっかりと確認しておきましょう。保証期間はどのくらいか、保証期間内に再発した場合は無償で対応してくれるのか、定期的な無料点検は実施しているかなど、具体的な内容を書面で確認することが重要です。手厚いアフターフォローを用意している業者は、それだけ自社の施工に自信と責任を持っているといえます。

 

 

業界歴30年の株式会社JOY環境サービスが大切にしていること

私たち株式会社JOY環境サービスは、シロアリをはじめとする害虫や害獣の駆除を通して、皆様の住まいの不安を安心に変えるお手伝いをさせていただいています。長年の経験の中で、私たちがずっと大切にしてきたことがあります。それは、お客様一人ひとりに誠実に向き合うということです。

 

中間マージンのない完全自社施工

私たちは、お問い合わせから現地調査、施工、そしてアフターフォローまで、すべて自社のスタッフで責任を持って行っています。下請け業者に作業を依頼することがないため、余計な中間マージンが発生しません。これにより、適正な価格で質の高いサービスをご提供できると考えています。また、お客様のご要望や現場の状況を直接スタッフが把握することで、細やかな対応が可能になります。

 

無料の現地調査と写真を使った丁寧なご説明

特に床下や屋根裏などは、お客様がご自身の目で直接確認することが難しい場所です。だからこそ、私たちは現地調査の際に必ず写真を撮影し、それをお見せしながら現在の状況や必要な作業について、できるだけわかりやすくご説明することを心がけています。ご不明な点やご不安なことがあれば、どんな些細なことでも遠慮なくお尋ねください。お客様にご納得いただいた上で作業を進めることが、何よりも大切だと考えています。

 

施工実績15,000件以上の経験と知識

創業から30年以上、これまで15,000件を超えるお住まいの施工に携わらせていただきました。一つとして同じ現場はなく、その都度、建物の構造や被害の状況に合わせた最善の方法を考えてきました。この長年の経験で培った知識と技術が、私たちの何よりの財産です。これからも、一件一件のお悩みに真摯に向き合い、確かな技術で皆様の安心な暮らしを守っていきます。

 

 

ハネアリ駆除に関するよくあるご質問

ハネアリ駆除を初めて検討される方から、よくいただくご質問をいくつかまとめました。費用や作業時間など、気になる点があるかと思いますので、ぜひ参考にしてください。

 

駆除にかかる費用はどのくらいですか?

駆除費用は、建物の広さや構造、シロアリの被害状況、採用する工法などによって変わってきます。そのため、一概にいくらですとお伝えするのは難しいのが実情です。まずは専門家による正確な現地調査を行い、お住まいの状況に合わせたお見積もりを提出させていただく形になります。株式会社JOY環境サービスでは、現地調査とお見積もりは無料で承っていますので、お気軽にご相談ください。

 

作業時間はどれくらいかかりますか?

一般的な木造一戸建ての場合、作業時間は半日から1日程度が目安となります。ただし、これも建物の広さや構造、被害の進行度合いによって変動します。たとえば、床下に人が入れるスペースが十分にあるか、被害箇所が複数にわたっていないか、といった条件で作業効率が変わってきます。詳しい作業時間については、現地調査の際にご説明させていただきます。

 

駆除に使用する薬剤は人やペットに安全ですか?

私たちは、公益社団法人日本しろあり対策協会が認定した、安全性の高い薬剤を使用しています。これらの薬剤は、人や犬、猫といった哺乳類には影響が少なく、シロアリに対して効果を発揮するように作られています。また、施工中や施工後の臭いも少ないタイプのものを選んでいます。ご家族に小さなお子様やペットがいる場合、あるいはアレルギーなどでご心配な点がある場合は、事前にご相談いただければ、より配慮した薬剤の選定や作業方法をご提案します。

 

 

まとめ

お住まいにハネアリを見つけたときの驚きや不安は、とても大きなものだと思います。この記事では、ハネアリの見分け方から、やってはいけない対処法、そしてご自身でできる応急処置についてお話ししてきました。

大切なポイントは、慌てて市販の殺虫剤を使わないこと、そして見えているハネアリは氷山の一角に過ぎないということです。根本的な解決のためには、専門家による床下などの詳細な調査と、巣全体を対象とした適切な駆除作業が不可欠です。

私たち株式会社JOY環境サービスは、30年以上の経験と15,000件以上の施工実績をもとに、お客様の不安に寄り添った丁寧な対応を心がけています。完全自社施工による適正価格と、写真を使ったわかりやすいご説明で、安心してお任せいただけるよう努めています。もし、ハネアリやシロアリのことで少しでも気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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